2分で読む古事記

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2:上巻~天地開闢とイザナギ・イザナミ

この世のはじまり

天と地が初めて分かれたとき、高天原(たかまがはら・神たちが住む天上界)にアメノミナカヌシ(天之御中主)、タカミムスビ(高御産巣日)、カミムスビ(神産巣日)の神が現れました。
これら三柱の神は単独で現れた神で、地上に姿を見せずに身を隠していました。

続いて国がまだ水に浮かんだ油みたいに、クラゲのようにふわふわ漂っていたときに、また二柱の神が新たに現れました。これらも単独で現れた神で、やはり身を隠していました。
この合わせて五柱の神は、天の神の中でも特別な神なのでした。

そしてまたまた二柱の神が現れました。これらもまた単独で現れた神で、やはり身を隠していました。
続けて男神と女神のペアが、五組現れました。この二柱の神と男女ペア神の五組をまとめて、神世七代(かみのよななよ)と呼びます。

クラゲ
▲ふわふわ漂うクラゲ

イザナギとイザナミ

男女ペア神の五組のうち最後に現れたイザナギの神(伊邪那岐命)イザナミの神(伊邪那美命)に対して、天の神たちは、
「このクラゲみたいに漂っている国を、固めて創り上げなさい」
と命じ、天沼矛(あめのぬぼこ)という立派な矛を授けました。

イザナギイザナミは天浮橋(あめのうきはし)に立ち、クラゲみたいに漂っているあたりを矛でごろごろとかき混ぜます。引き上げた矛から落ちた滴が積もって島になりました。これがオノゴロ島(実在しないという説のほか、兵庫県南あわじ市の沼島(ぬしま)説などがある)です。

イザナギイザナミは島に降り、大きな柱を立て、広い御殿を建てました。
そしてイザナギイザナミに尋ねました。
「あなたの身体はどうなっているの?」
「私の身体はできあがっていますが、一箇所だけできあがっていない部分があります」
このようにイザナミが答えると、イザナギは、
「私の身体もできあがっていますが、一箇所だけ余ってしまった部分があります。
そこで、私の余った部分であなたのできあがっていない部分を塞いで、国土を創りたいと思うのですが…どう?」
と聞き返し、イザナミは同意しました。

しずく
▲矛から落ちた滴

日本初のプロポーズ

イザナギは、
「ではこの大きな柱を回って出会うことにして、結婚しましょう。キミは右から回って。私は左側から回るから」
と提案しました。

それぞれ柱を回り、顔を合わせたところで、イザナミが先に声をかけました。
「なんてステキな男の人なのでしょう!」
イザナギも、
「なんてステキな女の人なのでしょう!」
と返したものの、女性が先に言うのは妙にモヤモヤする…という気持ちを抱えながら、とにもかくにも結婚となりました。

しかし生まれてきた子はヒルコ(水蛭子)という醜いありさまの国でしたので、葦の船に乗せて流してしまいました。続いて生まれた子も、同じようなありさまでした。

プロポーズ
▲当時のプロポーズはいったいどんな感じだったのでしょう

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  3:上巻

国生み

有名

2分で読む古事記もくじ

  1:序文

全体のあらすじと古事記成立過程

 

  2:上巻

天地開闢と
イザナギ・イザナミ

有名

  3:上巻

国生み

有名

  4:上巻

黄泉の国

有名

  5:上巻

黄泉比良坂
(よもつひらさか)

有名

  6:上巻

泣きわめく
スサノオ

 

  7:上巻

誓約(うけい)

有名

  8:上巻

天岩戸
(あまのいわと)

有名

  9:上巻

スサノオ再追放

有名

  10:上巻

ヤマタノオロチ

有名

  11:上巻

因幡のしろうさぎ

有名

  12:上巻

何度も死ぬ大国主

 

  13:上巻

大国主の試練

 

  14:上巻

大国主の妻問い

 

  15:上巻

甚だしい一夫多妻ぶりの大国主

 

  16:上巻

地上界を欲しがるアマテラス

 

  17:上巻

三度目の使者

 

  18:上巻

そっくりさん騒動

 

  19:上巻

大国主の国譲り
【前編】

有名

  20:上巻

大国主の国譲り
【後編】

有名

  21:上巻

天孫降臨

有名

  22:上巻

コノハナノサクヤビメ

 

  23:上巻

海幸山幸【前編】

有名

  24:上巻

海幸山幸【中編】

有名

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